しっぽきり

 高橋先生の新連載もはじまったので、今更ながら読んでみました。
 感想というか、その話の簡単なレビューと、シチュエーションの説明(若干こじつけ気味)という形で。

 順序が逆になりました(´・ω・`)
○隣はなにを…!?

「私、きょうからこのアパートの管理人になりました。
 音無響子と申します」

 そんな管理人登場から始まる物語。
 前管理人がやめた理由が、「疲れた」の一言なのはドタバタの残り香?
 シチュエーションは覗き穴。

○惣一郎さんっ!!

「惣一郎さん、あなたは、私の一番大切な人の名前をいただいたのよ」

 管理人さんのキャラ明示。
 五代さんは総一郎さんを犬と思いこみ。管理人さんは未亡人。
 シチュエーション的には、勘違い?

○勝手に聖夜

「でかけりゃいいんだろっ!!」

 男の価値は、女の幸せは。
 ただし、家が。まあ、それはそれでいいのか迷いどころ。
 「いえ」「家」や、タイトル自体(勝手にせいや)が引っかかり。ダジャレなんだけど、そこに持っていくまでの過程がお見事。
 シチュエーションはクリスマス、のはずだったのに。

○暁に鐘が鳴る

「惣一郎さん、ごめんなさい惣一郎さん」
 
 頭を打って気絶したところを五代さんに抱きしめられて一言。この時点では、惣一郎さんのことは他の住人は知らないわけで、単に頭を打って混乱中扱い。
 センター試験じゃなく、共通一次なあたりが時代を感じさせます。
 シチュエーションは、暗い所で二人きり。

○春遠からじ!?

「ち、違うのよ惣一郎さん、私は管理人として五代さんのことを……」

 五代さんのことが気になってはいえるけど、その気になりかたに葛藤したり。
 シチュエーションは、お見合い話を持ちかけられる。
 持ちかけたのは一の瀬さん。他二人は、本当に無責任なだけに、色々動いてる感じが。まあ、この人も基本無責任なんだけど。

○サクラサクカ?

「あれは根性がないからのう」

 不合格発表が怖くて、一週間ほど外泊中の五代さんを評しての、五代祖母の一言。
 そして、浪人五代さん、見事大学生五代さんに。なんとなく浪人生としてのイメージが強かっただけに、意外に早くてびっくり。
 シチュエーションは身内登場。

○春のワサビ

「あの……これ誰の……」
「主人ですの」

 大家さんがやってきて、なんだかんだあって付いていったお墓に入っていたのは――。
 「死人は無敵だ。彼女の中で理想像が増殖していく」という五代さんのモノローグが物悲しい一話です。
 シチュエーションは、お墓参り。

○惣一郎の影

「顔やぶけちゃってるね」

 郁子さんがいたずらして破りましたので、アルバムに貼ってあった惣一郎さんの顔は見られませんでした。
 無敵な敵の存在すら明確に掴めないあたりに五代さんの悲劇が。郁子さんとの、長く続く話のずらしネタの始まり。
 シチュエーションは、相手の身内からの情報収集。

○アルコール・ラブコール

「響子さ~ん 好きじゃあああ」

 やかましいといいたくなるぐらいにうるさい文字と絵での、酔った勢いでの告白劇。直後、響子さんを布団に抱え込んだ――ものの酔いつぶれてそのままダウン。翌朝の響子さんの反応は、「女だな……ダメだわ女って……」
 が、翌日五代さんは、裸踊りを見せてしまったから自分は噂になってるんだと勘違い。冗談でやったことと弁解した挙句、五代さんの事情なんて知らない響子さんは平手一閃。
 ややこしくする要素が一杯そろってるのですね、ここらへん。
 シチュエーションは、通じなかった告白?

○金網は越えられない!!

「コーチの三鷹です」

 と、ライバル登場の巻。
 シチュエーションはまんまライバル登場。

○三鷹、五代

「冗談じゃありません……好きです」

 そんなわけでライバルの前で、告白のし直し。
 三鷹さん、あっさりと惣一郎さんのことを知って、五代さんと同じ土俵に。ただし、大きな違いとして、三鷹さんには経済力があるという利点が。
 シチュエーションは、お互いを意識しあうライバル。というか、三角関係の確定か。
 三鷹には、「見たか」というルビが。どうなんだろ。

○行きがけの駄犬


 家族旅行の期待薄な賢太郎を、海に連れて行くことにしたら、芋づる式に思い人やらライバルやら、犬やらが付いてきたというお話。
 そして、犬が怖いという三鷹さんの弱点判明。これが唯の好き嫌いならともかく、犬・惣一郎に故・惣一郎さんを管理人さんは重ねているわけで、ライバル関係の天秤が大分真っ直ぐに。
 五代さんは、賢太郎に気を配れるいい人。
 シチュエーションは、皆で海へ。

○ソルティードッグ

「な……なんという大胆な……私が未亡人だからこましやすいと思ってるのかしら!!」

 海の中で、五代さんからボディータッチを受けたと思い込んでブツンと一言。
 この台詞がギャップ的な意味で一番好きです。
 シチュエーションは、皆で海へその二。もしくは、偶然ボディータッチ。かなり変則ですが。

○メモリアル・クッキング

「年上のことにあこがれることがあるんですよね。あの年頃の子どもって」
「どの年頃も同じようなもんですよ」

 この後動揺して、包丁で指を切る管理人さん。
 郁子さん再び来る。
 五代さんのファーストキスは高二。というか高校時代はもててたんだとか。浪人で人生狂わした?
 シチュエーションは、手料理。

○複雑夜

「私わかりません?」

 というのは、七尾こずえさんでした。いよいよ出揃ったようで。
 三鷹さんと管理人さんが出かけて、あぶれた五代さんはこずえさんに映画に誘わせられることに。そこを管理人さんに見られて嫉妬されたり。
 シチュエーションは、二股開始? というのは、言いすぎ?

○桃色電話

「女のお友だちがたくさんいるんですね」

 なし崩しに人形劇クラブに入った五代さんには、女のお友だちが一杯だけど、そんな事情は知らない上に、立場上電話を取り次がなきゃならない管理人さんは不機嫌というお話。具体的には、五代さんがいなくなったあとに毛糸をドアに「なによ、あの色ガキ!」を叩きつける機嫌の悪さ。
 携帯電話はおろか、ないところには部屋にすら個別の電話がない時代(時代で言い切っていいかは分かりませんが)だからこそ成立した展開。
 最終的には、喧嘩の原因となった電話で仲直り。
 シチュエーションは電話。漠然としすぎかも。












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