しっぽきり

 内容的にはファントム・メナス編のラスト三話と、小学生編のトリであるオーバー・ザ・フューチャーが綺麗に丸々。
 
○表紙

 お決まりのチルドレン三人。薫さんの表情、伸ばした手が、一つの時間が終わったのだなと感じさせてくれます。
 そして、今回のゲストはチビ本さんとチビ兵部さん。記憶を失ってるうえに小学生時代だから無邪気な驚き顔の皆チビさんに比べて、チビ兵さんの方はあくまで不敵というか、企んでる風というか。そういえば、カラーで弾痕は初めてなのカナ? チンペイさん。

○四コマ

 そうだよ! ただ、ちょっとメインキャラには半歩足りないから割を食っていて、医者なのに素人なナオミちゃんたちに治療されたり、コメリカ時代に皆本にダイブしたときはキャリーに追い払われたりしてるけど賢木先生はとっても立派なお医者さんだよ!
 まあ、今回の皆本さんの件は医者、というよりは超能力者としてどうかって問題だったと思いますが。兵部の超度がどんなものか分からないですが、広範な能力が必要だったってことでしょうか。

○オマケカット一

 母親の抱き枕を抱く薫さん。
 母親を傷つけた後だから、母親の近くに寄らないために抱き枕抱いてたんじゃないかとか、何かに抱きつきたがるのは小さい頃からなのかとか色々。

○オマケカット二

 ランドセルをしょっている皆本さんというカット。
 
○オマケ漫画

 本編の内容に合わせたように、成長というテーマらしく。
 皆本さんの親バカっぷりは異常。

○折り返しカット

 カラーで拝める日が来るとは思っても見なかったメイド・ハーマイオニさんに、椎名先生の本気を見ました。
 
○ファントム・メナス編

 いまは、前後を入れ替える掛算で脳みそをオーバーヒートさせがちなパティさんにも、仕事を冷淡に進める時代がありました。
 内容的には、薫さんが皆本さんの知らないところで成長するお話。
 守ってもらった記憶があるからこそ、守れる。
 ただし、心の底から望んでいた無償の愛情とでも言うべきものは、エスパー故に得られなかったわけですが、それも薫が未来にエスパー側につくことの理由になるわけで。五三ページの未来絵は、薫さんの髪が長いこととか、皆本さんの台詞とか考えていくと、あそこが薫さんの行く道の分岐点だったということでしょうか。
 得られなかった無償の愛情の象徴として描かれた好美さんですが、受け入れきるのはまあ無理で、むしろあそこでああいう風に振舞えたこと自体がすごいことかなと。家族ですらそういう態度をとらざるを得ないのが、絶対可憐チルドレンという作品の難しい所というか、未来への興味にも繋がっていると思うのですが。
 あと、澪さんがいよいよ、いよいよなことになっていて、とてもツンデレでした。ありがとうございます。

○オーバー・ザ・フューチャー
 
 そして小学生編の大トリとなるアニメ前期主題歌をタイトルに冠したエピソード。
 薫さん達と小学生化した皆本の、成長を軸とした物語。
 そして現在に拠って過去を肯定できた皆本と、過去に拠って現在を否定しようとする兵部のお話。
 兵部にとっては、皆本達の現在とは自分にとっての過去でしかなく、自分の体験から、エスパーとノーマルの関係は永続し得ないと信じ込んでいる(あるいは、それが間違いだとしたら、自分の立つ瀬がないからこそ信じたがっている)からこそ、こういう動きに出た。
 そういう考え方で、対薫という視点をとれば、自分と同じような存在だからこそ、自分が味わってしまった不幸と同じような未来を経験させたくないと考えているし、同様に、自分と同じ存在だからこそ自分が得られなかった幸福を得てしまっては困ると、なかなか歪んだ愛情のようにも受け取れます。まあ、後者に関しては考えすぎかとも思いますし、仮にそうだとしても、そうはっきり認識して動いているわけではないでしょうが。
 ただ、皆本をある程度の評価をしながらも、ノーマルだからこそ認めるわけにはいかないっていうのは、間違いないだろうと思ってます。












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