しっぽきり

 文庫ではなく、新書のほうを読んでみました。
 アニメのノベライズというよりは、再構成ものでした。
 設定としてはループ物。主人公は死ぬたびに一六歳のとある日に戻る。
 ループを繰り返していくことに、混乱ではなく、繰り返したがゆえに淡々とし、精神的には枯れているといっていいぐらいに落ち着いているのに、悲しいかな現実はただの一六歳。何か行動を起こそうとしても、経済的、あるいは社会信用的にほとんど何もできない。
 ここまで読んで、どう展開していくのか楽しみだったんですが、その後はどうにも乗り切れず。
 具体的には平行宇宙とか、エジプト神話とか。
 ページ数に比して、設定が重すぎたかなあという印象でした。設定から物語を展開したというよりは、設定を前面に押し出して直進していった感じ。自分がもう少しSF的素養があれば違ったのかもしれませんが。
 相変わらず朝比奈さんはかわいそうでした。












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