しっぽきり

 「ハヤテのごとく!」において、所々に見られる月を背景にした演出から、「ハヤテのごとく!」における恋愛面での決着がどうなるのか考察してみました。
 泉・伊澄・咲夜については材料不足なので含んでいませんので、あしからず。

 ハヤテとナギ・マリアさん・ヒナギク・西沢さんのいずれかと月が一コマの中に描かれていたシーンがピックアップの基準です。(ヒナギク・西沢、ナギ・マリアの組み合わせのシーンも存在したのですが、そこには言及しません)

1・一巻一話  ハヤテ・ナギ

 出会い。ナギ、ハヤテに告白されたと勘違い。

2・四巻八話 ハヤテ・マリアさん

 白皇合格が勘違いと分かった後。ハヤテ、屋敷に来る前に期待しなければ何も失わないと学んだのに、とマリアに語っている。

3・九巻四話 ハヤテ・マリアさん

 クリスマスの約束を交す。直前に、マリアは自分が捨て子であったことをハヤテに明かしている。番外として同話に捨てられた赤ん坊時のマリア。雪が降ってるのに月が出ている。

4・十巻二話 ハヤテ・ヒナギク

 ヒナ祭り祭り。直前に、ヒナギクは自分が捨てられたことをハヤテに明かしている。

5・一四巻五話 ハヤテ・ナギ(ここは、決定的な一コマがなく、若干変則的ではありますが)

 咲夜誕生日。ナギ、自分を守ると言っていた男(姫神?)がいなくなってしまったことをハヤテに明かす。同時にマリアが自分の元から去る可能性にも言及。

6・一五巻六話 ハヤテ・西沢さん

 忘れたノートを取りに学校へ。ハヤテ、直前まで学校生活に思いを馳せている。

7・一五巻巻十話 ハヤテ・ナギ

 ナギ、ハヤテにキス。

 以上、七シーン中四シーンで何らかの形で登場人物の一方は過去に思いを馳せ、一五巻六話のシーンを除けば相手にそれを伝えている。
 過去の告白には、五人中四人が該当するのですが、西沢さんだけは該当していません。告白どころか、月シーンにおいて過去に思いは馳せてもいません。
 思えばこの西沢さん、告白・バレンタイン・クリスマスの夢(コナンサンタ)・下田への自転車・ホワイトデー・学校にノート取り、とラブコメ的な重要シーンこそ多いのですが、学校にノートを取りに行った話を除けば、それ以外の全てのシーンで月が出てきません。
 これはどういうことなのか?
 西沢さんには、過去がないのです。正確に言えば、現在進行形で解消されるべき過去が。
 ナギには姫神のこと(月シーンに絡んでないものも含めれば、紫子関連も)、マリアさんには捨て子で自分の出生すらわからないこと、ヒナギクも親に捨てられたことと、傷とも言えるような過去の話があるのですが、西沢さんにはそれがない。(ヒロインではないもののハヤテにも、親に捨てられ、それまでの環境を変えなければならなかったという過去あり)ハヤテに告白できなかったという過去も、バレンタインと下田編(両方、昼間のシーン)で無事解決してますしね。(ヒナギクの、親に捨てられたという過去は、十巻二話で解消されたかどうか微妙なところではありますが「怖いわ」の台詞から、解消されていないと判断しています)
 過去への解消されない含みを残した状態で月シーンを迎えたナギ・マリアさん・ヒナギクさん。逆に、昼間のシーンで過去を清算してしまった西沢さん。
 ただし、公式ガイドブックの畑先生の「(西沢さん)ラストシーンのネームができてたりします」という発言から考えると、西沢さんのラストシーンがあるということは、同格のヒナギク、さらにメインヒロインであるナギ・マリアさんにも専用のラストシーンがあるとも考えられます。
 この場合、西沢さん以外のヒロインのラストシーンは、前述した過去の解消によってなされる可能性もあります。では、その過去のない西沢さんが迎えるラストシーンとは?
 現時点において、西沢さんがラストシーンに相応しい重みを持ったエピソードはハヤテとの恋愛関係以外に考え難く、ハヤテの恋愛面での決着が西沢さんエンドを迎える可能性も、十分にあり得るのではないでしょうか。












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