しっぽきり

一本目 カレーうどん賛歌
二本目 兵部京介の老醜


 現状の解説。
 薫さん、ブチキレ。須磨さん、マジギレ。
 そんなわけで決闘です。
 ――バベルも、大人も、どうなったってかまわない。
 暴走する薫さんの力に、地下通路が悲鳴をあげていきます。
 ですが、勝利したのは須磨さんでした。
 電撃を放っていたのは、チルドレンのジャケット。何重にも張り巡らされた須磨さんの保険でした。
 動きの止まった薫さんに、須磨さんの拳銃が向けられました。



 チルドレンを探す皆本さんの耳に、銃声は二度響きました。それを頼りに走っていくと、そこには倒れているチルドレン達と、拳銃を握り立ち尽くす須磨さん。
 皆本さんの脳裏に最悪の予想が浮かびます。
 ――殺っちゃった……?
 なんと怒る皆本さんにも、須磨さんが拳銃を向け、そして撃ってきました。
 が、跳弾を受けた皆本さんは、生きていました。というか、かなりですが痛いだけです。
 須磨さんが撃ったのはゴムスタン弾でした。
 それは須磨さんなりの彼女達への最終警告でした。次は、実弾を撃つ。肩の間、つまり顔、そう眉間を。
 ですが、いくら死なないとはいえ、拳銃を向け、撃つという脅しは、皆本さんの好むところではありませんし、第一繰り返していけばチルドレン達はますます頑なになっていくだけです。
 抗議した皆本さん。その瞬間、須磨さんの様子が変わりました。
 いい子じゃなきゃ意味が無い。暗いところ。閉じ込める。貴理子。お母さん。出して。ママ。いい子になるから。暗いところ。
 幼少期のトラウマチックなことを叫び始めました。戸惑う皆本さん。
 が、皆本さんは具体的に須磨さんを、どうもこうもできませんでした。とうとう、地下通路が崩壊したのです。
 落ちてくるコンクリートの塊に、皆本さんが生命の危険を感じたその瞬間でした。
 コンクリートの塊が止まりました。それどころか、弾かれていきます。
 その力を発していたのは、薫さんでした。
 気絶したままで、半暴走状態。しかし、薫さんの念動力は二人を守るため、正確に力強く働いています。
 目覚めた紫穂さんが読んだ薫さんの心は、どうなっても二人だけは必ず守り抜くという決意の塊でした。
 ヘマばかりの、超度七のクソガキです。
 ですが、皆本さんは理解しました。
 他の二人を一生懸命に思いやり、守ろうとすることができるチルドレン達はいい子達なのだと。
 だから、こうも思いました。三人だけが、仲間と思いこむなと。


 そして、どうにかこうにかあった後、チルドレンは消火に成功。ついでに、朧さんのスカウトも成功の様子でした。












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