しっぽきり

(この記事は少年サンデー50号のネタバレを含みます)




一本目 気がついたらとんでもないことに。
二本目 なんだかんだで事後。

 生物汚染の原因であるハエ男を発見したチルドレン達。が、数え切れない程のハエを侍らせ、天井を跳ねまわる常軌を逸した存在であるハエ男に、三人の顔はウメズ引き攣りを起こすのでした。

 怖がろうが何だろうがエサと見れば迫ってくるのがハエ軍団。
 何千、何万、下手したら億かもしれないハエの進軍を薫さんはサイコキノで食い止めます。ここで問題なのが力加減。強すぎればガラス張りの天井を割ってしまい生物汚染拡大の協力者として長くハエ歴史界の語り草になること間違い無し、弱すぎればハエに刺されて精神を乗っ取られ、意のままに操られ、やはり協力者としてこれまた名を残すこと確定です。その上、目の前で、皆本さんがあんなことになってしまっては刺されたくないと思うのも当然。
 苦悩しながら押したり引いたり、一人で一進一退を繰り返しながら、脳裏に湯豆腐を箸で取るイメージを浮かべる薫さん。ハエ達は、そんな薫さんを囲むように陣形を整えます。
 これだけハエに密集されてはテレポートもできず、無理に敢行すれば顔はハエ、体は少女のハエ少女になる危険性もあります。
 女帝様にもこれだけの昆虫を駆逐する手段はなく、八方塞の状況に通信をしてきたのは兵部少佐。
 チルドレンの苦戦は意外だったらしいですが、そこは年の功。ハエに力を叩きつけるのではなく、空気を動かすことでハエを吹き飛ばすようにアドバイス。
 指示通り風を巻き起こして、ハエ達を吹き飛ばし得た一時の安全に、「風を起こす大義名分を得ている今、もう少し強めに風を吹かせて二人の絶景を拝ませてもらうのは天意に等しいよね」と薫さんのサービス精神が刺激されますが、そこはツーと言ったらカーと答える仲、葵さんにも紫穂さんにも見ぬかれているのでした。
 が、一時の安全は所詮一時の安全。大量のハエへの対処として薫さんの巻き起こした風は軽量のハエは吹き飛ばせても、ハエ男は吹き飛ばせませんでした。
 仲間の敵と、飛びかかるハエ男。薫さんもハエ男を吹き飛ばそうと力を集中させますが、ハエ男の動きは想像を上回るもの、逆にハエ男のキックを受けてダウン。更に、ハエ男は返す刀で白衣を紫穂さんに巻きつけて動きを封じ、紫穂さんを人質にとってしまいました。
 手中にした人質の存在に、勝利を確信したのかハエ男が語り始めたのは、自分達を虫けらと決めつけ虐殺する人間への恨み言。
 そらそうだけど、それ考えたら何もできなくなるんだけどねー、という何とも微妙な状況に駆けつけたのは兵武少佐。ノーマルに虫けら扱いされたことを思い出したのか、力の入った表情です。
 颯爽と登場したものの、さすがの兵武少佐も、人質にとられた紫穂さん・蝿並みの反射神経を誇る蝿男相手となっては、リスクなしに状況を解決することはできそうもありません。
 超能力を使って不二子さんに存在がバレることも仕方なし、だってロリコンだから、と、覚悟を決めた兵部少佐。が、目の前のハエ達に異変が。なんと、移動をし始め、文字を作っていきます。
 斬新なハエ文字アートの作者は皆本さん。僅かに残った意識でハエを逆に操ったようです。そのメッセージは火災報知機を使えとのこと。
 火災報知機を鳴らして消防隊と教師にこっぴどく叱られるのは日常茶飯事の薫さんは、迷わず指示を遂行。スプリンクラーが作動し、当たり一面は水の世界。水滴の直撃を受けたハエ達は次々と落下。
 夢の終わりに狼狽するハエ男に、薫さんの下した判決は、壁二枚でハエ男を押しつぶす、蝿取草の刑。
 そして、女帝様が童心に返りながら下したのは洗剤を垂れ流し、昆虫溺死の刑でした。












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