しっぽきり

(この記事は少年サンデー50号のネタバレを含みます)
 時はさかのぼってちょっと前。
 紫子さんの肖像画の前に佇む三千院帝に声をかけたのは愛歌さん。
 呼び出していたことを思いだし、渡すものがあると手首をひるがえし手に持っていた魔石を投げます。
 が、愛歌さんはそれをスルー。
 急に、それも薄暗いところで投げられては反応しようにも反応できなかったのです。
 それはそれとして、この魔石は持つ者に不運・不幸を呼び寄せる呪いの石、それを持たせようとする帝の意思を、当然のように愛歌さんは訝しがります。
 が、帝爺さんはそれに心配無いと答えます。可愛い愛歌さんを不幸にするような真似はしない。先に野に放った石は自分の読み通りに推移し、力を抑えられることは実証されている。だから、持ってるだけでいい。そんな意味合いの言葉で。
 ドSな愛歌さんはそれを聞き納得し、十分焦らした後、石を拾ったのでした。

 

 というやり取りはあったものの、山で迷子、それもフラグを立てられながらもウリウリといじめていたチビッ子ともはぐれてしまった自分の現状を鑑みるに、帝爺さんの言葉もイマイチ信用できず、老人への再調教の必要性を愛歌さんは感じ取るのでした。

 

 それはそれとして、めでたく四週連続の登場を遂げ、数字上では帝爺さんと同等以上の出番を誇るクマさんと戦闘中の白皇三面拳。
 教師として生徒達には指一本触れさせないと宣言する雪路先生。
 が、一振りで老木をバッサリと倒したクマさんを見ているうちに雪路先生の考えが変わります。
 動物愛護の精神から、生徒達にクマさんと触れ合ってみるのもいいんじゃないかと提案しはじめたのです。生徒達は先生の情操教育に逆らいたい年頃なのか、拒否。やいのやいの言ってるうちに、先生自身がお手本を示すためにクマさんと触れ合う右ストレート。
 が、腹の中の虫の居所が悪かったのか、クマさんはなぜかブッツン。
 なんだかんだで、追いまわされることになるのでした。
 追いまわされ逃げて、逃げては追いまわされ、追い詰められたのは崖。落ちたら軽く死にそうな感じの崖。
 山だけに山盛りの死のトラップと洒落てみたところで、危機状態は変わらず、クマさんも近づいてきます。
 が、追いついたのはクマさんだけではありませんでした。
 「今夜はオレとお前でダブルベッドだな」
 「死ねよ」
 と、SPIRITS溢れる会話を交わしたダブル執事も、担任教師の危機に駆けつけたのです。
 技と力の一蹴りはクマさんを吹っ飛ばすかに見えましたが、なんとクマさんは持ちこたえます。ハヤテ君が受傷していたことが響いたようです。
 それでも三人の力を合わせたトリプルキックならと、二人は雪路先生にもキックをかますことを強要しますが、それは拒否。桂雪路二八歳はミニスカ。飛び蹴りなぞ放とうものなら見えてしまいます。
 批判するなら代案を。ということで、霊長類の王者である人間らしく、頭を使って戦闘するべきと主張する雪路先生は、頭突きなどとぬかすハヤテ君を諭すように、一本の木の棒を拾い上げます。
 動物は動くものを狙う。つまり、クマさんはこの木の棒を追いかけるはず。
 学術的に大変意義のある映像から学んだ知識を応用し、谷底にポイと木の棒を放り投げます。
 が、クマさんはこれを「おいおい、そんな食べても肉汁とか血が溢れないような木の棒をオレが気にするとでも思ったのかい、レディ?」と華麗にスルー。
 現代社会にやさぐれ、擦り切れてしまったクマさんにはそんな手は通用しなかったのです。
 そんな様子を万策尽き果てたなと評したのはワタル君。側にいたのは、東宮君。
 木の棒投げが最後の策とも思いたくないですが、そもそも万策と言えるほどの策を考えられる状況ではないのも現実。
 が、自分を守ってくれていた執事の教えを思い出し、厳しい現実と守られていたばかりの自分に立ち向かうことを決めた少年が一人。
 クマさんが食欲をそそらない木の棒では失敗だった。それならば、散々狙っていた人間ならば?
 崖っ淵に生える木の枝に立った男は、東宮康太郎。
 もちろん玉砕するわけではありません。
 その辺に生えてたツタを木に巻きつけて命綱にしているから飛び降りても大丈夫! と準備は万端です、東宮基準で。
 今こそ勇気を見せるときと、飛びこもうとした瞬間でした。
 ツタを巻きつけていた木をクマさんが一薙ぎ。
 こうして東宮君は、何かの終焉を感じ取った一同が見守る中、ちょっとした差異(命綱の無効化)があったものの、己の勇気を懸けて谷底へのDIVE! を始めたのでした。
 
 一方、殺伐としたハヤテ君一行と同じ山を登っているとは思えないナギお嬢さま達一行。
 タヌキブースターを得たとはいえ、疲労の色を隠せないナギお嬢さまに、ヒナギクさんはそろそろ一休みかなと迷います。
が、そんなお嬢さまに再び力を与えたのが命名番長・ヒナギクさんから名を授かったタヌキのポコ吉。
 健気に本当に健気に一歩ずつ登っていくポコ吉。
 フカフカのベッドで寝そべり妖艶に自分を誘う高尾山特有のウサギにも負けないポコ吉。
 道端に落ちていたポテトチップスを食べ、少しの元気を得ると同時に、味を覚え人里に降りるフラグを立てたポコ吉。
 そんなポコ吉の姿に勇気をもらったナギお嬢さまは休まずに、山頂を目指すことを決意、ヒナギクさんはそんなナギお嬢さまの少し成長した姿に目を細めるのでした。


 あっ、それはそれとしてデウス・エクス・イスミが何か感じ取ったようです。
 












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ハヤテのごとく! 第152話感想
 涙する三千院帝に萌えるのは、非常に大事な要素だと思います。そんなハヤテのごとく!の第152話「いらない萌えと、いる勇気」の感想です。

2007.11.14 20:10 | ゲームの戯言+α

ハヤテのごとく!152話【いらない萌えと、いる勇気】畑健二郎
 帝のじいさまに飛行石をもらうけど、受け取る気がない愛歌から話は始まる。石の呪いを予防できる方法が分かっても伊澄にちゃんと協力してもらえていなければ、無効なのでは?それとも協力させるために伊澄と愛歌を同じクラスに持ってきたのか。三千院家の意向がクラス分け

2007.11.14 20:39 | 360度の方針転換

[ハヤテのごとく!]今週のハヤテのごとく!152話@魅力発掘はまだまだ進行中!
み、帝爺さんが出てきた・・・しかも愛歌さんがいる・・・かなりの重要キャラなのか・・・愛歌さんは・・・ 普通の漫画ならキレイに受け取るところですがハヤテはギャグマンガですので転げ落ちてますw 帝爺さん泣いてるし・・・で、この石の効果は何なのでしょうか・・・

2007.11.14 22:15 | 蒼のごとく!

連載152話にマリアさんビーム。
こっそりと山に来ていたわたくしたちのマリアさん、食材ゲットなどという思いもよらない嬉しいハプニングもあったりなんかして、もうウハウハ気分で帰らんなどとしていらっしゃいました。・・・と、そんなと

2007.11.15 18:23 | 神聖マリアさんビーム

ハヤテのごとく! 152話
 どうせ今日はサンデー入ってないだろうという悲観の元に。

2007.11.22 22:49 | くるくるばたばた