fc2ブログ

しっぽきり

 競輪も勿論中盤から存在感を出してくるんですが、上人要素というか、主人公が寺の息子で教師である要素が大きく。どう考えても最悪の教え子の義父とか、住職を継ぐと決めた後に自分の父親とその義父とそう極端に差がないのではと考えさせるような話が出てきたりと。そういう形で追い詰めてくるのかとうまいが、狭いがまあ、でもその狭さゆえに追い詰めが効いてくるというか、落とし方というか脚本良く出来てるなあ。

 主人公の自業自得というと、言葉が強すぎますが、「そうしちゃったら、まあそう道にも入るよな」という要素はあるというか。理想はありつつも俗人というか。周りの環境が大変に問題があるのはそうだけど、本堂再建のためのお金を競輪に突っ込んでるし、近所の不動産屋でノミ行為が行われてるのを知ってからはズブズブはまっていく過程はテンポの良さがひどい。
 ラストの説法も圧巻。合間合間に「ありがとう」と言ってるのが、臨場感があっていい。
 弟が競輪上人と言い出すのは割と唐突な気もしましたが、まあ競輪で大金稼いでその後失踪したと考えると、そういう渾名もつくかな。

 終盤に出てくる、競輪に狂った女性の、「勝負レースまで賭けないために手すりと自分を紐で縛っておく」描写はインパクトがありました。毒殺まで? とは思いますが、まあでも気圧されて飲んでしまう迫力。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://bbkiriblog.blog70.fc2.com/tb.php/3047-be68a3b7