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しっぽきり

弘化元年――。時の将軍は十二代家慶。その異母弟にあたるのが、明石五十五万石藩主・松平斉韶であった。斉韶は将軍の弟であり、明年には老中になる身であるにもかかわらず、性格は異常残忍で好色。そのため、参勤交代の行列も東海道を通れず、中仙道を利用せざるを得なかった。しかし、昨年、尾張領木曽上松において、陣屋詰の牧野靭負の一子妥女の妻・千世に手を出し、妥女、千世の夫妻が自害する事件があった。事態を憂慮した老中・大炊頭は、公儀目付・島田新左衛門を呼んで牧野靭負と会わせると「老中の自分には出来なくても、新左個人にはできる事がある筈」と謎をかけた。新左はその日から暗殺計画に没頭しはじめる。信頼出来る味方は? 一方、明石藩の御用人・鬼頭半兵衛の心中は複雑だった。主君の非道に対する怒りと明石藩をつぶしてはならぬという気持ち。しかし、秘かに新左が動き出したのを知った半兵衛は...。

 二時間で十三人はさすがにということで、割と頭数合わせみたいな人も多いのですが、その中でも剣の達人として存在感を見せていた平山が刀を失い、逃げ惑う姿は絶命するシーンは印象に残りました。
 最後の田んぼで狂ったように笑い倒れるシーンをはじめとして、引いたカットの多さが印象的。藩主を打倒した後も戦いは続き、侍の一分としてお互いの指導者も死に、平山や、最後のシーンと合わせて、無常観の漂う終わり方にとても合っていました。
 宿場町に漂う霧が白黒なのも相まって美しい。
 危機なじみがあるこの音楽はと思って調べたら、やはり伊福部昭……。
 セリフがなにせ聞き取りづらいというのはちょっと難でした。












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