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しっぽきり

 椎名先生、連載お疲れ様でした!
 兵部少佐が皆本さんの事を(表面上はともかく)認めて、エンディング! というお話。

 兵部にとって皆本は早乙女隊長を重ねて見る存在だったわけで、その皆本が薫を撃った未来の自分を、自分の中にある弱さと受け入れた事は大きかったんだろうなあ。兵部、薫に自分を重ねつつも、嫉妬というかそれに近い感情もあったのかな。自分には殺そうとした早乙女隊長、薫には皆本さんと。でも早乙女隊長もどこかまだ好きなわけで、皆本が完全であればあるほどそれを否定された気分にもなる。
 という感じの事を考えたり。

 皆本さんの「この野郎、いまだに社会的にやましくない云々とか言ってやがんのか」みたいなアレも、今回の薫を撃ってしまった自分も、自分の中にある弱さと認めることと繋がって……るか? それは私のぼんやりしたこじつけじゃないのか? 


 薫パパの出奔は薫さんの能力とかじゃなく、薫パパの性質の問題でしたという事で。なんか、こう、ほんと感想再開してからこんなのばっかりだな、私。というか、まあ、根本的な部分でボタンの掛け違いがあるんだなというのは薄々。ていうか十数年単位で間違ってたのでは? いや、でも、短期集中連載版見たらそういう気にもなっちゃうじゃん……?
 薫パパの、「そういう風にしか生きられない才能のある人」もテーマとして割と大きくあったような気はするんですが、
 なんだかんだ薫さんが普通にいい子に成長したので微妙に薄くなってたような気はするというか成長しないとどうだろうなという事もあるのでそれはそれでいいんですが、まあ元々あったそういうところを改めてすくってきたのかな。

 ギリアムさんの救済(の可能性)の話は、薫さんが生み出していた可能性として皆本さんが語るよりは、えらいばっさり言った悠理さんなりに解釈してくれた方が好みだったかなと。まあ、皆が未来の進路に向いてる中、それ挟まれるとすごい重いしなあ。
  
 扉絵、BEERの箱が足元にあって、葵さんが瓶を持っているという事は、成人してるのかな?

 感情的なピークは特異点のところで来てて、最後はまあ私が節穴っぷりを晒しつつも、ゆったりとしたエピローグの中で、そういう関係性の話で締めるのも分かるという形で、納得度の高い大団円として読み終えるに十分な最終回だったと思います。

 繰り返しになりますが、椎名先生、16年にわたる連載、お疲れ様でした!












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