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しっぽきり

 二本まとめて。
 というか、二本で一本というか、続きは他でねってTVシリーズ最終話?
 その中でTTFC側に実質前編であるディケイド館を回したのは、テレビ局への東映側の仁義と言えなくもない……? 見てる側としては、そっちの方が月額高いんだけど。まあ色々テレビシリーズ見たりして回収はできるので、いいと言えばいいか。
 
 実際映像を見ていてなんでそうなるんだよというよりは、とにかく予算がそんなに……? という感じで。ジオウにせよディケイドにせよ、記念作品としての物量というか「いろんなライダー(の力)が見られて楽しいな」が魅力の一つではあったので、そこが根本的になかったし、コンプリート21の活躍の無さも肩透かしではありました。

 ディケイド館に関しては、キバーラやディエンド(彼は出る予定だったらしい)、クウガも出るよという引きはしつつも、戦闘シーンがほとんど無しというのは辛い。真相として、ロボです、幽霊です、宇宙忍者ですとゾロゾロ出てくる台無し感はひどくて楽しかったです。ユウスケは、うーん、久しぶりだし、呼ばれることももう多分ないのかなと思うともう少し、最悪変身シーンはやって欲しかったかなあ。鳴滝さん、はもう疲れてしまったんだろうなあというのは後と微妙につながるかも。

 7人のジオウ、ソウゴBは潔いといえば潔いし、極端といえば極端。
 子供が、オーマジオウかはともかく(ディケイド館最終話で明かされたものと含めて考えるとそうはなりますが)まあ7人なのに6人しかいない時点で、ソウゴなんだろうとは思ってましたが、まあオーマジオウでしたと。
 士は、演じている井上さんが旅の終着点と言ってて、どんな大団円が? とか考えていたんですが、あえなく死亡。これも後で。
 オーマジオウは、そんな人だったっけ? 最悪の魔王というか、悲劇の魔王みたいなニュアンスで落ち着いてたのが。
 ウォズはまあなんかよく出てくれたなあ感が。別にいなくても成立はするといえばする。出した事で、新たな何かは付与できる余地は残した(ディケイドがまた出てきた? ウォズが言ってたろ)
 アナザーディケイドは、まあ戦うならそうなるしかないけど、なんで持ってたんだアイツ。

 まあそれはそれとして、見終えた「面白い」とはなってないし、自分の中で扱いあぐねてはいたんですが、他の人の考察とか感想を見ていて、メタベースで自分なりに考えると、
 アニバーサリー作品同士の華々しいクロスオーバーではなく、通りすがりのヒーローの末路だったんだなと。ジオウはその介錯役に選ばれた、ただ彼も便利な最強ライダーであるオーマジオウとして概念化していずれ擦り切れて「お前は俺だ」になる未来が待っている。そういう感じの。
 ディケイドというか士の本編(MOVIE大戦まで含む)後の主な客演としては、ヒーロー大戦、ウィザード最終回、ライダー大戦、ジオウ後半あたりで、本編のアフターというよりは、外部からやってきた通りすがりの仮面ライダーという印象。
 本編のアフターとして、こうこうこういう演出とか台詞があるというよりは、ほぼ本編と似たような立ち回りをしているというか。勿論、海東が絡んだりとかもあるんですが。ただ、ユウスケや夏海や写真館は当然のことながら毎回出るわけではなく(客演にそこまでリソースは割けない)、一人で旅を続けてるんだなという印象が残ります。
 記念作品の主人公だし、そもそも設定上でも扱いやすいので便利使いされやすいポジションとしてこの10年以上を過ごしてきたのが門矢士。メタとかごっちゃになるような事を言うと、その間、一人でどれだけの世界を破壊(救済?)して通りすがってきたんだろうとか考えると、もう擦り切れ始めてもおかしくはないのかなあとそういう事を考えてしまうわけです。
 ディケイド館の、大を生かすためには小は~的な台詞とか、7人のジオウの「真のジオウを探すためにバリケードを壊して学校内にインベスを誘導する」とか。元々露悪的な部分はありつつも、そこまで言う/する人だったか? と驚いたんですが、擦り切れてほぼ世界を救う機能として振舞い始めていたと考えれば、納得できないこともない。で、そういう振る舞いをしているからといって、全能ではないわけで、帰るところもなく旅をし続けて、戦い続けていれば、そりゃあどこかで野垂れ死ぬこともある。それが今回だったんじゃないか。

 ディケイドと合わせてオーマジオウも本来の物語とは切り離されてそういう概念というか、最強のライダーというポジションとして消費されていきかねない人で、とりあえずのツクヨミとの交流という物語が付与されて、その事を思い出してずいぶん遠くに来てしまった自分に気づいた結果がああいうことで、最後の台詞が「お前は俺だ」なのも、一応若き日の自分という事で倒す側に回ったソウゴもいずれ本来とは切り離されて概念化していくというアレ?

 仮面ライダーという枠を外してみるとかつてのヒーローが世界を破壊というか実質救い続けてるうちに疲れて擦り切れて、昔馴染みにあったと思ったら別人で、そいつに殺されかけて、目的のために手段も選ばず学校内にインベスを引き入れるまで
したのに、本当に倒したかった敵には相手にもされずみじめに死ぬ救いの無さの、これはこれで、感はないではなかった。

 ただまあ、全体的に予算の無さで画面が辛かったし、行動原理は分からないではないけどそんな跳ね方する? というのは辛かったです。
 概念的には好きだけど、お話的、映像的には辛い。そういう作品でした。












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