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しっぽきり

 戦争を経て、終末が迫る世界の中で、巨大な都市を2人の少女は旅していく。
 
 キノの旅に時々ある、誰もいない国みたいな手触りを感じつつも、チトとユーリの2人はどこかほのぼのとしていて。知識を(チトは)多少は理解できているけど、断絶があるので全部はできていないという塩梅もそこらへんで効果的だったと思います。
 決めゴマとして使用される見開きのシーンでの、引き気味のアングルで廃墟と化した都市を映してその片隅でチトとユーリの2人が小さいながらも彼女たちなりの感情ではしゃいでいたり生きていたりする、その世界と2人の距離感みたいなものがすごく好きでした。
 自分たちの旅を支えてくれたケッテンクラートが壊れ、大事にしていた日記や本を焚きつけに使い、作品世界を覆っていた絶望と主人公2人の環境が同期しかけるんだけど、チトにはユーリがいて、ユーリにはチトがいて。
 チトの感情が揺れているのを見て取るユーリの視線のコマも良かったです。












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