しっぽきり

 そもそも執事とは何か?
 悩むハヤテへのマリアさんの答えは、

「三つの言葉で言うなら、家畜・愛玩動物・ヒモでしょうか? 好きなの選んでいいですよ」

 せっかくなので、ダメージの少ない愛玩動物を選ぶハヤテが向かったのは、お嬢さまの寝室。
 そこで見たのは、お嬢さまの寝顔と、名探偵コナンの単行本と、虎、ビッグサイズ。
 フィギュアか、タイマー付家電製品だと現実逃避しようと試みるもそれも無駄。
 呆然とするハヤテを尻目に、起きたお嬢さまは、虎をタマと呼んで叩いたり、タマの髭を引っ張ったり、巧妙に肩をゆらして寝巻きを肌蹴さす高等テクニックを披露したりと好き放題。
 それにベッドの下から呼応したのがカイゼル髭。
 ダンディから変態中年老人一歩手前に堕ちる決定的瞬間でした。
 そんな変態中年老人一歩手前が解説するには、「お嬢さまが猫って言ってんだから、ホワイトタイガーだろうと、それは猫でいいじゃん」とのこと。あと、タマはお嬢さまとマリアさん以外になついてないとか。
 そんなおしゃべりな執事長さんを、タマは個人情報を漏らされた怒りでザックリと殺るのでした。
 執事長を倒しただけでは、怒りがおさまらないタマはハヤテも強襲。お嬢さまの勘違いもあって、決戦は外の花壇に。
 サファリパークで肉泥棒を経験したことのあるハヤテにまた試練。
 いつのまにか復活した、執事長が虎に勝てなきゃクビと無茶なことをいいだし、お嬢さまをそれを承諾。
 こうして追い詰められた愛玩動物は、元祖愛玩動物と接近戦を繰り広げることに。

 
 爽やかな朝の空気と、陽光をその身に浴びて登場したのはマリアさん。
 大切に育てた花壇に水遣りに言ってみればそこは虎と人間が戦うローマのコロッセオ状態。
 さすがに怒ったマリアさんは手に持った竹箒一振りで三百キロの虎をノックアウト。
 しかし、花壇は当然滅茶苦茶に。
 悲しむマリアさんは驚異的洞察力で黒幕を特定、無言の笑顔で威圧。実権を握っているのが誰であるのか、明確に示唆。

 マリアさんから手当てのついでに、アフリカで拾われたタマも自分同様お嬢さまに命を助けられたと知り、タマに親近感を持つハヤテ。
 が、タマのほうは一緒にされたくないようで、ハヤテを罵倒。
 タマが喋れることに驚くハヤテ。が、世の中には不思議なことなどない。
 現代はネズミが二本足で歩いて著作権の王者足りうる時代、そう驚くことなど皆無な時代。
 が、マリアさんとお嬢さまはそれを知らず、ハヤテはアレな人扱い、執事長は覗きの罪も併せて刑に服すと、男性陣受難な一話も、これでお終い。












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2007.09.02 01:42 | 360度の方針転換