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しっぽきり

 野菊の墓はなんとなく名前は知っていて、それがぼんやり「野菊のようだ」というのはたしかGS美神でそれをパロディしたシーンがあって知っていたレベル。

 純朴な二人の淡い恋が大人たちの思惑に引き裂かれてというお話。田舎の人間関係の狭さとか、時代ゆえの制約とかはまあそうなんだろうなあという感じですが、民子は年上ゆえに注意を受けた後察している感があるものの政夫はそういった事情にほとんど無防備で、それがまた涙を誘う、というには泣いてないですが、痛ましいというか。そもそも後年の政夫が、故郷に久しぶりに訪れて、その間の回想という形で語られている時点でうまく行かないことは確定しているわけで、そして晩年になってもそれを忘れずに訪れているという事も含めて、より物悲しい作品でした。
 政夫と民子の別れのシーンでの、小舟が霧に消えていくシーンを筆頭に全体的に風景が美しく、抒情的でした。












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