FC2ブログ

しっぽきり

 主人公霧子の、無実の罪を着せられた兄の弁護を引き受けてくれなかった大塚弁護士への復讐劇。
 コメディから打って変わってサスペンスミステリー。山田監督に松本清張原作のイメージが全然なかったというか、大体野村監督だろうというイメージだったので、ちょっと意外でした。
 弁護費用が高額になるため引き受けられないという理由で、逆恨みといえば逆恨みなのですが、モノクロ映画の陰影の中でうごめく姿は美しかったのと、大塚弁護士が最後、弁護士声明を絶たれた悲嘆の中で一瞬自嘲したのか運命の可笑しさを笑ったのか、そういう表情の変化が素晴らしかったです。
 なんで恨みが真犯人に行かないのかに関しては、別に被害者に対しての感情はまるでないし、裁判か取り調べが公平に行われていれば無実になったのにという思いだったんだろうし、大塚弁護士が後から調べていて、無実と気づいていたのに真実を明らかにしなかったという部分に対してのと思えば……ただ、まあ飛距離は出すぎかなあとは思います。記者相手に復讐というか、再度関わる事は否定していたし、東京来たのもまあ殺人者の妹として田舎にいられなくなったのかなあとかは想像できるので、やり場のないもやもやを高めていたところに、偶然、燃料になる情報と追い落とす最大級の機会が転げ落ちてきたと考えれば……うーん。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://bbkiriblog.blog70.fc2.com/tb.php/2792-45d1c477