しっぽきり


 なんだかんだマスク・ザ・マネーことナギお嬢さま十三歳に借金を払ってもらった綾崎ハヤテ・主人公十六歳。
 が、借金が消滅したわけではなく返す相手が体を求める黒服の人から、身も心も求める幼女に代わっただけ。
 その返済計画は、四十年で年平均約四百万円を無理なく返すというもの。
 安定したと喜ぶべきか、人生が半ば確定したと失望するべきか、判断が難しいところですが、執事になる以前のことを考えれば相対的に幸せになったはずだし、長々と生きるつもりのハヤテにとってはポジティブシンキングできる状況。
 
 が、そんなポジティブシンキングに水を差すカイゼル髭が一人。
 前任執事・姫神とやらの後任を決めるのは自分だったはずと、主張。
 貧乏くさそう、そこが和む、ならハムスター飼えよ、アニメではバッサリいかれたけどハムスターは金の匂いがする、ハムスターはアルチチ、ナイチチにだって希少価値はある、髪長お化けの言うこと真に受けてんじゃね―ぞチビッ子いい加減漫画とアニメは別物って悟れや、うるさいアレは原作でも言ってんだよネタキャラ、そんなことない話が進むうちに設定が曲がってしまっただけだ、最初からその位置だよ勘違いすんな、うっうわぁぁぁ、せっせせっせ、と数分、口喧嘩が交わされカイゼル髭が号泣した後、話は戦闘能力に。
 十分な戦闘能力を持っている上にハヤテは二回変身を残していると主張するお嬢さま。
 この時は、否定するハヤテ。が、実際は女装化・ハーマイオニー化と変身可能。
 なんだ!! あの小僧やればできる子だったのじゃあないか。
 
 そんなわけで、執事見習は味方であるはずのメイドさんとかお嬢さまとかが散々ハードルを上げた試験を受けることに。
 道すがら、感謝とも、そして軽い嫉妬ともとれるマリアさんの言葉を聞くハヤテは、お嬢さまの期待に沿うようがんばろうと決意、死なない程度で。

 ハヤテの目の前に現れたのは開発中の介護ロボットだった。
 不細工な。前時代的な。ロビタのほうがまだ洗練された感じの。
 合体も変形もできないなら、溶鉱炉へむかって集団ダイビングかませよと嘲笑するお嬢さま。
 怒り心頭の介護ロボ。

「そんなに合体が見たいなら、

 や ら な い か」
 
 と、お嬢さまの小さな胸にダイビング。
 当然、主の危機に立ちはだかるのが執事のつとめ。
 なんだかんだと押し合い圧し合いしているうちに、メイドさんから出たのは、力づくで破壊せよのマッチョなアドバイス。
 ミサイル搭載の介護ロボに悪戦苦闘する執事見習、お嬢さまを愛しそうに抱くメイドさん、自己の保身なのか介護ロボを擁護してみる執事長。
 最終的に、部屋を水浸しにして銀のナイフを突き刺して、電気をスパークさせるストロンガー戦法で執事見習が勝利。
 ついでにいえば、修理代とかは執事長に押し付けられることに。













管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://bbkiriblog.blog70.fc2.com/tb.php/279-256d8b74

ハヤテのごとく!6話【良い子は色々マネすんな!!いや、悪い子でも大人でもダメ、絶対!!】畑健二郎
 扉絵はソファーでお行儀悪くご就寝なさっている家政の女神様。ブーツを枕の上に乗せるのはあんまりだ。頭や手を乗せる物を配置いたす場所に土足を乗せるとは何事か!猛省せよ。 上履きなのかもしれないけれど、それでも感心できない事に変わりはなし。ここは執事が上着..

2007.09.02 01:39 | 360度の方針転換