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しっぽきり

 シベリア抑留から帰ってきた安さんが港町に流れ着き、寺のご新造さん(夫がシベリア抑留、その後死亡が判明)に惚れ、彼女にいいところを見せようとタイトル通りの馬鹿まるだしに人助けに奔走し、株を上げたり下げたりする騒動記。風来坊が空回りする様は、山田監督なのもあってかちょっと寅さんっぽい印象。
 全体的にコメディータッチなのですが、ところどころ、特に終盤に、良いように利用され捨てられているようにも見えてきて。ただ、悪意を持ってそうしているというより、単に時代の移り変わりの中で安さんのような人の居場所がなくなっていったというか、取り残される運命だったんだろうなという感じで、終盤時間が一気に飛んで街中の景色がガラッと変わってしまうのことや、最後溺死してそれを知った縁のあった人たちからの反応も「あの人死んだんだ」程度だったことが切ない。












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