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しっぽきり

連載を終えた吉本先生が栃木に引っ越したEさんに会う口実としてツーリングを開始、どうせならと日本一周、その中で強い男になりEさんに告白することを誓い各地を巡る……というお話。
 
 で、まあ現在連載中の「こづかい万歳」を読んでいる立場からすると「あ、これは少なくともEさんとは結婚していないな」というのは分かったうえでのなんとも座りの悪いような感じはあるわけで。というか、その後吉本先生がEさんEさん言ってるので流されてはいるけど、1巻の日本一周したらもう一度会ってくださいのシーンでのEさんの若干困ったような反応で絵としては割と結論が出ているところはあり。少なくとも告白という点では空回りでしたというのはオチとしては納得でした。
 旅にありがちな失敗談とか赤裸々な体験とか描かれているわけですが、全体のトーンとしては「私ってバカでしょ、あはは」というより「俺ってバカだなぁ……」という暗めのトーン。楽しみにしていた小豆島がたまたま知り合ったツーリング中の男性にペースを乱され、ゆっくり楽しみたいと言い出せずに気忙しく去ることになってしまいテンションが落ち込み切った後、風俗店に行って元気を取り戻すさまは、ひどすぎて笑えるシーン。ただ、最後、対談に出てきたEさんの言葉もごもっとも。
 印象に残るのが、ところどころで現れる「お節介のラインを踏み越えて距離を詰めてくる現地の人」たちの存在。奇妙な実在感というかいるんだろうなと納得度が高かったです。
 その土地その土地で、生きている人たちへの切り出し方はさすがだなと思いました。












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