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しっぽきり

 「人間と人間がかかわったことによって生態が変わってしまった動物」という図式というかテーマは興味深かったのですが、キュルルちゃんの出してくる遊びなどのアイディアが微妙(アイディア自体も、そのアイディアによってフレンズ達の特性が活きるわけではないところも)、セルリアンが弱いワンパン戦闘等でテーマの是非とか処理以前の問題という感じでした。
 逆に言うと、大まかな話はそのままでも、各要素次第ではだいぶ印象が違ったかな。イエイヌちゃんの「おうちにおかえり」のシーンも言う時のキュルルちゃんの表情とか、その直前でイエイヌちゃんほうっておいてサーバルちゃんをたたえるシーンとか、そういうちょっとしたところの描写が変わるだけでも、イエイヌちゃんの悲劇にフォーカスできたと思います。
 とはいえ最終話のビーストはまあちょっと……。キュルルちゃんの言っていた「分かり合おうとする」の象徴的存在になれた、ならないとまずかったのが、ホテルで敵も味方もなく暴れてるうちに瓦礫の下敷き、特に反応はなしでは、さすがに……。
 かばんちゃんとサーバルちゃんの関係性は、サーバルちゃんが薄っすらと覚えている事へのかばんちゃんの反応とかは好きでした。最終話を「どの面下げて使ってるの?」はさすがに言い過ぎでした。すみません。ただ、スローテンポにいい感じにアレンジしたインストにするとかならともかく、その流れでアップテンポにやられてもというのは。



 以下各話感想。

〇1、2話

 流れで視聴開始ではあるけれども、うーむ。「すごーい」ってそんな言ってなかったというか、流れの中でポンと出てきてはいたけど決め台詞然とした感じもなかったし、面白さをワンフレーズで言おうとした結果ピックアップされたアレなのかなとは思うのですが。まあ時間は戻らず数分に一回のハイペースでサーバルちゃんは「すごーい」と言うようになりました。
 1は割とアイディアと過程みたいなところで成立させてたのを、2は過程はそこそこに結果から出てくる感情みたいなところで勝負しようとしてるのかなみたいな感じはしますが、まあまだ2話なのでというところです。
 滑車を見つけた直後にいきなり滑り台やブランコが出てくるのは何事かと思いましたが。

〇3話

(なんか抜けてました)


〇4話

 即タックル決めて確保したアライさんは勇敢さという意味では有能だったのでは……? まあ思い込みの激しさと表裏一体だし、所要時間が全然違うことを考えると。
 いろんなおうちを見て回り、雨宿りの洞窟でやったパズルがたのしかたです。探してた場所は最初の蟻塚でしたという回。パズルに熱中するがゆえの雰囲気という演出だったんだろうけど、割とザワつく物があったり。あともうちょっとフレンズの特性を活かした解決法が見たかったかな。キュルルちゃんの作ったパズルで楽しんだだと、キュルルちゃんのお手柄以上のものではないので。カラカルさんがパズル得意なのは実は空間認識的な能力が優れていてみたいなのがあったらごめんなさい。
 カラカルさんの世話焼きな姉的なキャラは好き。
 ハチとかアリとかはいるんだ。
 モノレールラッキーさん影薄いなあと感じてましたが、第2、第3のラッキーさんが。場所ごとに新しいラッキーさんが出てくる流れになるんだろうか。



〇5話

 レジェンド登場というお話。出さないか出てもにおわせる程度か、最後に出てくるぐらいなのかと思ってましたが、予想外に早い登場で。まあ2となってる時点で、どういう時系列かは別として1と繋がらないという感じではありますが。
 「ヒトもけもの」じゃなく「人とけもの」をストレートにやってきますか。どこら辺のラインで着地させてくるのかすごい興味深くはあります。キュルルちゃんは簡単な感じの遊びを教えるぐらいなのに対して、かばんちゃんはどこまで賢くなってるのかなあという部分も気になる。それによって直接的に表現できることも変わってくるでしょうし。
 あと良くも悪くも盛り上がるというかなんというか、えらいゴッチャゴチャになってるかばんちゃん登場と、テーマらしきものを折り返しに行ってもない今の段階で切って大丈夫かなというのはちょっと思うところ。



〇6話

 食事中に話してた、一度セルリアンに食べられると記憶が消えて動物化、再度フレンズ化しても記憶は戻らないという話を踏まえてラストのかばんさんの反応を見てると、色々あったんだなあとか、それでも朧気ながらでも覚えてくれてたんだなあという流れ(と思える)のはよかったです。
 ただこれで(当面は?)お別れというのは、ちょっと1期のメインキャラクターの扱いとしてはもったいなかったかなとは。キュルルちゃんももう少し絡んでもという感は。
 海底火山で海からというのはなるほどとは思ったものの、かばんさんの立場は……? 
 バスセルリアンとの戦いももう少し、とは思ったけど、まああれぐらいかな。
 セルリウム、動くの?



〇7話

 対立関係にある2人(匹?)のフレンズを知恵でいい感じに持っていく、という構図は1期っぽくはあるけど……。
 なんというか、スピードを競い合うという話をしてるのにその肝心のスピードの力関係がズタズタというか、サーバルちゃんがそこまで目立つ必要あった? というか。正直全体的に雑な回でした。新しく移動手段が見つかって良かったね、ぐらい。


〇8話

 跳ね回るサーバルちゃん、キュルルちゃんの狂気に満ちた絵面は楽しいのか怖いのか、とにかく心動かされるものがありました。
 PPP回。ライブシーンは一段出来が違って見えました。なんかまあそういうアレっぽい感じ? らしいですが。
 マーゲイ尋ねる必要があったのかなと思いつつ、見せ場は何個かあったので、少し気分が持ち直したような、「表情と感情合ってない気が?」というのもありそうでもないような。でも別にマーゲイさんが何かしてどうにかなってるわけでもないというか、劇が劇で意味があったのならPPPも登場即ライブじゃなくちゃんと劇の役を演じたほうが良かったんじゃないかというのは……。



〇9話

 「人間とけもの」的な流れがあって、その中には人間の傲慢さみたいなのもあるだろうけど、自分の行動に付き合って自分を守ろうとした結果ボロボロになってるんだから、一番気にかけてるのがカラカルちゃんっていうのは……。最初に倒れた時にしてると言えばしてるんだけど、もう少しキュルルちゃんが気遣うような演出が欲しかったです。一人でお家に帰って、多分帰ってないであろう主人を待ち続けるで、演出できたと思うし。
 サーバルちゃん、直近の回と比べても明らかに知性が上がりまくってるのもちょっと。あと鋭い眼光でビーストを追い払うのも「え、そんなタイプだっけ?」となりました。


〇10話

 「話が動く」自体はやっぱり楽しい。
 ボチボチ終盤なわけですが、予想以上の畳みかけ。かばんちゃん、アラフェネ再登場で、キュルルちゃんの配った絵がフレンズの形にそっくりなセルリアンを生み出していた、キュルルちゃんのおうち問題への揺さぶりかけ、海に立つホテルで再度強調された海を泳ぐ巨大な影、海に落ちたキュルルちゃんの安否などなど。まあ最後は水落ちだし大丈夫だろうという感じですが。ビーストの問題も含めると割と忙しそう。
 セルリアンの対象の思いの強さで強さが云々、今まで大体ワンパンで倒してきたのに今更そんな事を言われてもなあ。
 ホテルの各施設へのサーバルちゃん、キュルルちゃんの反応は、前提ないとそんな感じに見えるよねという感じで微笑ましかったです。
 とりあえずイエイヌちゃんへのフォローはありそう? 1最終回みたいな全員集合をやるだけなら、今回ああいう出し方しなくともできますし。
 ぬいぐるみで平成ジェネレーションズforever的なアイデンティティの揺さぶりみたいなのやるのかなと思ってたら、スケッチブックでセルリアーンなアマゾンズseason2的な流れで、だとするとリョコウバトさんが受け取ったあれ、パンドラボックスか何か? で大体平ライダーって事がわかったのでした。



〇11話

 海に落ちて精神世界(?)で語るキュルルちゃん。テーマへの解答としてはそんな感じかなあ。こんなパークは間違ってるからフレンズを全部野生の動物に戻そうとか言われても困りますし。わかりあえなくてもわかろうとするのはいいじゃんから、ビーストも絵に描いてたのはいいと思うけど、ただそんな積み立てあったかなあという感じも。
「今まで大体ワンパンで倒してきたけど、大量のセルリアンが出るとなったら本当に大変じゃないか
  ↓
「大体ワンパンか一網打尽でした。」
 の流れは……。
 ホテルは今までよく無事だったなあと思ってたのですが、的確にスケッチブックへ向かってきたところを見ると、キュルルちゃんが来てなかったから放置されてたあたり? あのレベルで浸水したらとかも、まあなんかいいか。位置関係とか物とか場所の前後の繋がりとかそういうの気にしてももうしょうがない。
 トラクターの荷台にすし詰めになったフレンズたちの絵面は、どうしても「出荷」というワードが思い浮かんでしまいました。
 かばんちゃんはもっと的確に指示出すとかしてもいいのよ? まあ彼女の扱いがどうこうじゃなく、それ以前の話が多すぎましたが。


〇12話

 ニコニコで配信されてたものを見たのをそう言っていいのかは別として、平成最後にリアルタイムで見た最終回がこのアニメだったというのはやや複雑なような、それはそれでまあいいかというか。
 キュルルちゃんはもともとお客さんで各地の絵を描いていて、お礼の絵を職員に渡していた。それでなんやかんやあって、金庫に収まったり1話に繋がったりしていたと。まあそれはいいんだけど、その絵、何も知らない(知らせてない)イエイヌちゃんの手にあるの危なくない?
 ビーストさんは。そもそもホテルに着くまでビーストさんって和解とか分かり合う対象だった? みたいな感があり。キュルルちゃんサイドでも、なんか怖い以上のところはなかったと思うし、そもそも最終回でも、
・海の上なのに突如として船の屋根に現れる
・キュルル達は襲わないがホテルについた途端、セルリアンもフレンズも無差別に襲う
・一人取り残され沈むホテルの瓦礫の下に
・別段その後のフォローとかキュルル達の感想もない
 で、人間の身勝手さがテーマの一つでとかそういう問題じゃなくてさ……。到着前にキュルルちゃんとビーストさんの絡みがあるとか、その後になにかあるとかあれば印象は違っていたと思うのですが。イエイヌ回も笑顔で小首を傾げて「おうちにおかえり」じゃなかったら、サーバルちゃんを褒める前に傷ついたイエイヌちゃんの心配をしていればとか、そういうところでだいぶ印象は違ってたでしょうし。テーマとか話の大筋以前のところで、描写とかアイディアとかキャラの表情とか反応とかでかなり損していたんじゃないかなと。
 かばんちゃんとサーバルちゃんの絡みは、6話の段階でやっててあれはあれなりに悪くなかったし、まあ最後だから触れたくなるのは分からないでもないけど、さすがにそこに1期OPかぶせてED突入は……。権利関係とかあるわけじゃないし、構わないと言えば構わないんでしょうけど「なんでそんなことを……?」とかもっと言えば「どの面下げて使ってるの?」と思ってしまいました。
 セルリアンは、話してる間待ってくれる敵はまあありがちな事ではあるんですが、急に湧いて出たり消えたり、そもそもワンパンで軽く蹴散らせるんだから騒ぐ必要あるのかな? あとゴリラさんとパンダさんネタで押しすぎじゃない?












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