FC2ブログ

しっぽきり

 邦題だけは記憶にあって、「大統領の執事が主人公で泣くんだろうな」というそのまんまな印象だったんですが。
 涙要素は一体どこなんだろう?
 作中何度か泣くシーンはあるんですが、タイトルに入れるほど決定的に泣くシーンがあるかと言われると……。ケネディ大統領のところが一番それっぽいけど、中盤で山場というわけでもないし。

 まあ、それはそれとして。
 7人の大統領に仕えた執事セシルの話、その時代の公民権運動にも触れている、というかむしろそっちがメイン。
 息子がその公民権運動に参加し、そのことで大統領(というかホワイトハウス?)の執事として政治的なスタンスを持てないセシルと確執が生まれ、最終的に息子がやってきたことが正しかったとして和解する。そしてオバマ大統領が黒人初の大統領となり、セシルはホワイトハウスに招待される。
 セシルが給仕するのと息子の運動を並行して描写していて、片方が優雅に給仕をしている一方、片方が似たような構図から酷い扱いを受けるという対比のシーンが特に印象に残りました。
 キング牧師の「自覚があるかどうかは別として、執事の仕事をして見せている事で、黒人の印象を変えているんだ」というフォローがあったとはいえ、もう少し「大統領の執事」としてのセシルにもスポットを当てて欲しかったかな。立場上仕方ないというか、そういう立場だからこそ息子との対立というドラマが生まれるんだけれども、あまりにも執事という部分では固定されてしまっているというか。待遇改善の要求とか、大統領の執事としての視点から見た大統領という描写もあるんですが、ドラマ的な部分では親子の立場の違いからの対立という部分に集中してしまっていた印象で。
 ただ、これも邦題の「大統領の執事」部分に引っ張られているのかもしれません。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://bbkiriblog.blog70.fc2.com/tb.php/2517-9e651713