しっぽきり

(この記事は週間少年サンデー28号のネタバレを含みます)
 「生まれたて」と、赤ん坊キャラ・幼児キャラを主張する、キャリーさん。自分達より精神的にロリなライバルキャラの登場に反発する、日本の心とかワビサビとかが詰まってる畳を土足で踏みにじるチルドレン。年長者であるところの、不二子さんはちゃんと踏まないように浮く気遣いを見せているのに、嘆かわしいことです。
 情報主である特権によって座布団三枚とお茶を与えられた賢木先生の証言によれば、肉体であるところのキャロラインさんは大学院生でテレパス。その他にも眠っている力があったようで、それに目をつけるコメリカ政府の要請を受けた大学は学費の免除を条件に、能力を人為的に引き出す(おそらくは無茶な)実験を行っていたとの子と。


 舞台は三年前。
 なんとも社会派に学者を批判する賢木先生。
 とりあえず、キャリーに興味を示す皆本先生。
 赤ん坊同然に、皆本の髪を引っ張るキャリー。

 電気刺激によりサイコキノを目覚めさせた代償として、テレパシーを失い、記憶・人格を失ったとかなんとか。
 成長するうちにキャリーの人格が統合され、キャロラインに戻るはず、というのが研究者の見解。現在見ればわかるように、大外れ。

>「本人に訴えられなきゃいいな」
 「補償は充分にするつもりだよ!」

 賢木先生は、こういうことを言うポジションの人なんでしょうね。基本、いい子である皆本が言えない(言わない)ことを言うというか、読者の声を代弁する立ち位置というか。
 そんなシリアスな賢木先生をヨソに、皆本とキャリーはじゃれあい中。引っ張ったことで、皆本の頭髪に不安を抱いたのか、叩くことで刺激を与えるキャリー。フィンガーテクニックでキャリーを魅了する皆本。二人の相性はバッチリ。
 学者さんの勧めもあって、皆本はキャリーの世話をすることに。
 無理な実験をやってたり、キャリーがワイシャツ一枚だったり、色々と学者さんたちの頭を疑いたくなりました。


 賢木先生の風説の流布によって、人物像を捻じ曲げられていく皆本、お勧めの一冊は「白雪姫」。リンゴを食べて物を食べられない状態になった姫が、王子様と結ばれる話。リンゴダイエット推奨本。

 キャリーは数日で言葉が話せるぐらいに成長。キャロラインの記憶が残ってるのでしょうか。一ヶ月で精神が肉体に追いついているところを見ると、キャロラインの知識を思い出してるというのが正しいのでしょうか。
 本読みを拒否、ボーリングでのドッジボールを要求。たぶん、皆本なら平気。

 キャリーが、本を読むことを拒否するのは、脳の発達による自分の消滅を恐れるから。
 消えるのではなく、元に戻るだけ、そして人間は成長することで別人に変わっていくと説得する皆本。
 二十歳越えて、赤ん坊体験をもう一度やったことを覚えてるのは、キャロラインさんにとっては多少不幸というか、気恥ずかしいことのような気もしますが。

>「じゃあ、もっともっとせーちょーしたら……ケッコンしてくれる!?」

 曖昧に返事をした皆本に、キャリーは魅力的に成長を遂げることを決意したのでした。



 舞台は、巻き戻って現在。
 育てた幼児に手を出す、自分達が望むことを至極あっさりと成し遂げたキャリーに嫉妬するチルドレン。興味津々のダブルフェイス、「前科者ならもう一度やっちまえよ」と言わんばかりに睨む不二子さん、「うわっ、それはひくわぁ」とひく局長、赤ん坊プレイを自分に科すことを心で迷う朧さんと各人の反応は多種多様。
 そんななか、真面目にキャリーのその後を問う、薫さん。
 来週、再来週の展開次第では、「はいはい、薫さんだけはわかってた、薫さんだけはわかってた」となりそう自分の中で。なんとなく神経過敏になってるだけかもしれませんが。二人を薫のオプションパーツ扱いするなら、最初から対等の関係にしなきゃいいのにというのが、正直なところで。薫が嫌いなわけじゃないです、はい。

 一月でキャリーの精神が肉体に追いついたところで、次号に続きます。












管理者にだけ表示

トラックバックURL↓
http://bbkiriblog.blog70.fc2.com/tb.php/213-b69a11bf