しっぽきり


真壁の指令で精神注入棒を打たれたネオギルドのロボット・R3号は、ジャンパーソンに­やられても立ち上がる根性を見せる。しかし、いろいろな性格が注入されており、自分が­誰だか分からなくなってしまいR3号は爆発してしまう。怒ったジャンパーソンは...­...。
「私はネオギルドロボットの敗北の理由を考えてきた。
 そしてわかったのだ、そのわけが。
 パワーが同じなら最後に物を言うのは精神力!
 その精神力が足らなかったのだ!」

 お、おう……?
 ジョージ真壁壊れるというお話。
 イヤだな、ジョージ、負けたのは根本的に性能が足らなかったからじゃないですかー。ロボット相手に精神論って、あんた。
 というこちら側の思惑なんぞ汲んでくれるはずもなく、ジョージの部下、富田博士(古典的な博士の髪型)がその解決のために持ち出したのが、

 「ネオギルド精神注入棒」

 これで叩くと、感情回路に強力な衝撃が与えられることで、不撓不屈の負けじ魂とネオギルドへの忠誠心、ネオギルド魂を持った根性ロボになるんだとか。この組織、ダメかもしれない……。

 これで叩かれたR3(小太りの中年男性ヒゲ系)は、結果としては、紆余曲折ありつつも、いつもの子供と触れ合うロボットになったものの、その紆余曲折が、

破壊ロボ→ど根性ロボ→看護婦→ドラキュラ(歯並びが悪いので人が噛めず、歯医者に治療してもらう)→幼稚園児(サンちゃん)→ターザン→遠山の金さん→ガガーリン→宇宙刑事ギャバン(蒸着ポーズ付)→自我崩壊→幼稚園児の記憶を取り戻して爆発

 というすさまじいもの。 ドラマ的な肝は幼稚園児時代のサンちゃんとしての、マコちゃん(幼稚園児)との触れ合いにあって、ターザン以降は、ほぼ一瞬ですが。
 最初の一回以外、ど根性とかネオギルド魂を注入できなかった精神注入棒もアレですが、木にぶつかったぐらいの軽い衝撃で自我を失いまくるR3にも基本的に問題があるんじゃ……。まあ、精神注入棒をぶち込まれた時点で、回路が脆くなってた可能性もありますが。
 なんにせよ、ダメだなあ……。


 一方で、ジャンパーソンは楽勝かというと、そんなことはないどころか、「悪を倒せ」という声に今まで一番苦しむことに。
 終盤の、

「それが仲間に対する言葉かぁっ!」
「俺には俺のやり方があるんだ!」
「これはあの声のせいではないぞ。けっしてあの声のせいではないぞ!」
「消えろ、俺の目の前から消えてしまえ! 早く、早く。さもなくばどうなっても知らんぞ! 早く消えろ!」(「人間」相手にフル火力を構えながら)

 感情をむき出しにするジャンパーソンは、演技も相まって悲痛なものがありました。自分の意志ではなく、外部からの声に強制的に変えられてしまう(かもしれない)という構図の恐怖は、前回から続くテーマ。

 最初の時点のR3をボコボコにして戸惑うシーンは、多少「アレ?」と思いましたが、むしろ今まで時折見られた容赦のなさは、序盤ゆえのキャラの定まらなさと考えたほうがいいのかな?

 最初のとんでもないネオギルド描写から始まってどうなるのかと思っていたら、最後はジャンパーソンの苦悶で締められるというとんでもない落差の、インパクトのあるエピソードでした。












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