しっぽきり

 見てましたので、感想を。
 終盤盛り上がったというか、最終回は、マリアさんの「ウソぴょん」とか、雪路がヒナギクを助けるシーンとか、シン・ハイエックの女装で歌うシーンの外し方(女装姿を出すタイミングがいい)、シン・ハイエックと紫子の再会のシーンなど、感情的に盛り上がるシーンの連続で、後味のいい終わり方でした。

 ただ、一方で序盤の構成が……。
 結局のところ、話の本筋であったであろう、ナギとナギパパのエピソードが1クールのアニメにするには短すぎて、映画かOVA2本ぐらいの尺がちょうどよかったんだと思います。
 序盤のいくつかのエピソードは、ストーリー上では実質的に意味のないものでしたし(ナギとツグミの擬似姉妹の形成にしても2話ぐらいまでで十分だった気もしますし)。ハヤテのごとく! らしいドタバタエピソードという意味はあったのでしょうが。1話冒頭のエピソードにたどり着くまで10話、それも半分はストーリーの進展にほぼ関係ないエピソードというのはもどかしかったです。やることが確定してるのに、それとは直接的に関係ないことをやりだしちゃうのは、畑先生の悪いクセ。
 
 キャラ別でみると、既存キャラクターがとりあえず出ただけ(千桜あたり)になったのは出すのがファンサービスでそれはそれでいいのですが、今回のオリジナルキャラクターであったツグミが、黒椿のエピソードに軸が移ったあたりから、扱いが微妙になっていったのは残念でした。ナギを慕いつつもドリーは裏切れないという葛藤(あるいは逆に、姉となってくれたナギの為にドリーを裏切る)がもうちょっとあれば……。

 原作との関係。
 原作よりも先のエピソードという位置づけでしたが、原作読者としても、多少混乱する中で、前回のアニメなどでしかハヤテを知らない視聴者にとっては混乱の元だったのではないのかなと。
 ルカに関しては、原作の展開が、ルカとハヤテのラブコメめいたフェイズに突入してる関係上、あまりメインキャラに絡ませたくないのだろうし(反応で展開がバレかねない)、商業的にルカは推したいという事情があるのかなあと察しはするけど、でも、ああいう形で挿入されても困るというか、マイナスな感情がたまっていくだけでした。
 あと、原作の延長線上というのなら、既存のエピソードをほぼ流用するのはちょっとどうかと。

 アニメーションとしては、それほど作画厨というわけでないつもりなんですが、それでも演出含めて、2012年のアニメとしてこれはちょっとという部分が。

 シン・ハイエックに関しては、紫子の謎部分に関しては帝やハヤテ兄がスポットを当てるのだろうし、ほぼこのアニメで役目を果たしたということになるのかなあ。

 まとめると、お話としては好きだったけど、じゃあ、それを成立させるまでの諸条件を考えるとちょっとこう……ただ、でも最後まで見ると後味はいい、というアニメでした。












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