しっぽきり

「バトンよ! ホームラーを葬れ!」

 ざわ……ざわざわ……
 マゾ様は今週も難儀でした。
 体型的に(後に能力的にも)人類とは思えないヘモドリックス博士に声をかけたものの、微妙に相手にされずチンピラ扱い。リックとサックに肝をでんぐり返され、五〇万馬力のバルバラを破壊される、計画が一応成功し、ヤマトネ博士を確保してよしとどめというところで制止さ、バットさんをおびき出し、よし今度こそとどめと攻撃したものの、やっぱりそんなことはなかったり。
 炎が渦巻く中、博士をなんとか救いだし、ほうほうの体で帰還したものの、ナゾー様には博士は用済みだからバラバラにしろと命令され、救出が徒労に終わる。
 部下はつらい。あと、作画がつらい。ナゾー様は、ホログラムブーム?

 今回の敵は、禿頭で出っ歯で背中が盛り上がった、表の顔は生物学者、裏の顔は人殺しの暗殺会社の社長という、表の顔が派手すぎるヘモドリックス博士。
 ヘモドリックス博士に依頼料五〇〇万ドルの値をつけられた、力は英雄アキレスのごとく、悪賢いことは悪魔メフィーストのごとく、恐ろしさはメドゥーサのような奴という要望に、ブルードーザーを引き裂き、ナゾー様並の悪知恵を持ち、恐ろしさはマゾ様にたっぷりと、具体的にはマンホールを引き裂き、高速移動をみせ、街灯を次々とへし折り、五〇万馬力のロボットバルバラを破壊したべらぼうに強い二人組の少年コンビ、リックとサック。でも火だけは勘弁な。
 そして二人の友達、怪獣ホームラー。
 計四名。


 こまっちゃくれた女の子マリーちゃんは、二人の敵意を見て取ると腕にかみつくという相変わらずの勇猛さを見せる一方で、今週も、リックに本で、サックには普通に手でと二度打たれ、結果ロッカーに放り込まれました。
 すばしっこいタケル君は、評価通り、非人間的なリックとサックを相手に、ある程度粘るという常人離れしたところを見せてくれました。
 そして、ヤマトネ博士。なんかもう疲れがたまりきってるのか、あるいは万能に秀でたヤマトネ博士だからこその理論があるのか、顔にはサングラス、服装はスーツ、寝そべりながら上体を起こしバーナーを扱うという、実にスタイリッシュな溶接を見せてくれました。スーパーカーを小さいのに作り替えるんだとか。博士お手製なのか。格納庫にやってきたリックとサックに、バーナーから火を出しながら応対してるところを見ると、ヤマトネ博士、やっぱり疲れてる?
 そんな博士は、隙がないと評されながらも「お腹痛い→お腹すいた」のコンボに騙されてマウントをとられてからのフルボッコで眠らされ拉致られたり、そっくりなアンドロイドロボットを作られたり、地下牢に落とされたり、そのとき気絶してるはずなのに「あっ!」と声が出てたり、お姫様だっこで救出されたりとヒロイン気味に受難の回でした。
 そして、最後はなぜか家を破壊。
 ヤマトネ博士、やっぱりあなた疲れてるのよ。

 名前ありの敵を四名も相手にした今回のバットさん。
 例の高笑いとともにポーズを決めて登場。
 ヤマトネ博士のアンドロイドロボットが変化したリングに拘束され、壁も破壊できず、天井が落ちてくるという状況も、逆に天井にリングを押し潰させて破壊し、そのまま床を突き抜けて地下のヤマトネ博士のところに到達。そこで、リックとサックと戦闘を開始。「笑ってら」と突っ込んできた二人に「よせ、子供は子供らしくせい」と忠告したものの「変なこと言ったぜ」「口が聞けるんだな」と更に突っ込まれたところで戦闘開始。どこからか剣を取り出し、高速で襲いかかってくる二人にも、「おとなしくしないと痛い目を見るぞ」と余裕を見せて安定の捌き。それでもおとなしくしないとみると、シルバーバトンの発光で目をつぶし、横穴から悠然と脱出。
 外に出れば、気づいたヤマトネ博士に動かないよう注意し、地中をモグラのように走り回るヘモドリックス博士、そしてリックとサックと再び戦闘開始。
 ヘモドリックス博士の「枯葉地獄」に足止めされ、腹に剣を刺され、枯葉の小山に。
 が、マゾ様のとどめの銃撃を受けて崩れた枯葉から出てきたのは、枯れ木に刺さった日本の剣。
 バットさんは変わり身の術もお手のものです。剣がたしかに突き刺さっていたことを考えると、この変わり身の術は、突き刺さる→特にダメージもなく引き抜く→引き抜いた剣を突き刺した枯れ木を枯れ葉地獄に置いて脱出というショーマンシップだった可能性もあるのです。
 黄金バットは不死身だ。
 脱出したバットさんは、マントを振るい、枯葉をヘモドリックス博士達へと向けると、シルバーバトンで着火。
 ここから、リックに呼ばれたホームラー戦。一本角で舌をのばして戦うホームラー。となれば、角はへし折り、舌は切られます。この世界の法則。
 さらに、ここで枯葉地獄。
 枯葉の大山となったホームラーへ、あの台詞とともに攻撃。
 ホームラーを枯葉と共に、跡形もなく消すのでした。
 
 そういえば、ナゾー様、五〇〇万ドル払ったのかな。












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