しっぽきり

「こまっちゃったなあ、もう」

 ノロケか。
 パラシュートを引き裂いて登場するという格好いい登場を見せたものの、ペギーさんのことを純情とか言い出したり、女は信用できないと、状況証拠考えると、カミングアウトしちゃったも同然のマゾ様である。


 今回の怪獣使いグスタフ。片足が義足にも関わらずそれを感じさせないアクションを見せる人でした。あと、市長の演技でなぜかなまる。一太刀でKO。
 今回の怪獣、フォンタム。カタツムリのように突き出した目が特徴的な怪獣でした。地形適応は海AかS。
 フォンタムに対した今週のバットさんは、突き出た目をジュースを買うように切断、打撃のはずなのに、まるで石化したかのように粉々に砕くという活躍。
 ナゾー様の目の上のタンコブ、ヤマトネ博士はなんとなく登場。
 世界一の大金持ちシャーロックさんは、絵に描いたような成り上がりぶりというか「どうやって金稼いだんだろうこの人」と思わせるような強烈なキャラクターの持ち主。九〇億七千万ドルのダイヤ、回収できてたらいいですね。


 で、まあ、今回のタイトルにもなっている死を呼ぶ女、ペギーさんになるわけですが。

 飛行機の中では、

・マシンガンを説明後、乱射。
・「ちょっと左に曲がる癖がついちゃったわ。銃身を直さなくちゃダメね」
・客席から、機長を銃殺。
・一発ずつ撃つより乱射が好きと言いだし実際乱射。
・三つの時からパパに習ったという背景。
・用意していたパラシュートを使い、手榴弾を置きみやげに脱出。
・爆発する飛行機を見ながら「いけなかったかしらぁ」と一言。

 掴みは完璧です。

 マゾ様の紹介でグスタフさんと会ってからは、


・「おやめになってください」とか「こわいわ」という台詞とは裏腹に、攻撃を完全に交わす
・倒れた状態から、グスタフさんの義足の片足を掴み、振り回し投げ飛ばす

 と、さらに追加。

 フォンタムに驚きつつも、ヤマトネ博士やシャーロックさんの殺しに参加。

 ホテルでは我らのタカ派マリーちゃんに接近。マリーちゃんをまず殺すことに。

・呼び出すために電話をかけながら、ナイフを弄ぶ
・意外と大きな胸
・仕事を、サーカスの軽業士と偽る
・マリーちゃんを壁に立たせて、短剣投げ
・マリーちゃんの体のラインにあわせて、投擲
・「心臓に行ってしまう」と口にしながら狙いをつける表情
・ブローチや振り向く不運があって失敗するとビンタ
・拳銃を取り出し、「最初は頭から打っていいかしら。じゃあいくわよ、いいこと」

 ちょっとした交流があって、気を許すというようなことはもちろんのことありませんでいした。
 この場面は、むしろ驚くのはマリーちゃんの方で、最後に拳銃を取り出されるまで、内心ヒヤヒヤしたと言いつつも、顔色一つ変えず、動揺したら滝汗が当たり前のバット世界で汗一つ流さないというメンタルのタフネスぶりを見せてくれました。コウモリさんを使う女はさすがに違う。

 とにかく、銃を出される段になってさすがにマリーちゃんも「コイツ、ヤバいわ」ということに気づき、コウモリさんを召還。バットさんが登場。
 ここでのペギーさんは、

・位置関係的に遠い位置から、逃げだそうとマリーちゃんに掴みかかる
・バットさんに放り投げられるも、無事着地
・ソファーを素手でまっぷたつに引き裂く
・連続ナイフ投げでバットさんの足を止める
・かなわないと見るや、なぜかマリーちゃんに謝り、ガラスを破って脱出

 ソファーを引き裂いたところで、あのバットさんを驚かせるという偉業を達成しました。
 逃げ去った後のペギーさんですが、作戦はまだ終わりません。

・バットさんが飛んで移動したのと大した時間差なく、フォンタムのところに現れる
・シャーロックさんから、言葉巧みにトランクを奪う
・グスタフさんと合流
・裏切る際に、シャーロックさんに「このアマ」と罵られる
・作戦成功一歩手前まで迫る
・バットさん登場後、「ねえいじめないで」と頼むも、断られたのでダイヤを石ころのように投げる
・全部投げ終わったのか、逃走するもバットさんに背後からたたかれてダウン、逮捕

 と、黄金バット史上でも珍しい、というかたぶん初の逮捕された悪役となるのでした。
 ですが、まだペギーさんの出番は終わりません。というより、ここが真価。
 
・警官に「ねえ、あたしいけなかったかしら?」と聞く
・余っていたダイヤを石ころと言って警官に渡す(警官は真に受けて捨てる)
・パトカーの中から去っていくバットさんを発見
・「わーすてきかっこいーわーさよーならー」とはしゃいで手を振る

 最後まで、こちらの予想を裏切り続ける狂いっぷりを見せてくれました。
 
 今までのキャラが、演出が過剰だったり、脚本上の不備だったり、あるいは単に間抜けだったり、結果として狂ったように見えたキャラクターだったのと比べると、今回のペギーさんは、意図通りに描かれた、純粋に狂ったキャラクターとして描かれていたように感じました。逮捕されたということも、最後のセリフを言わせる(自分を倒した相手を褒め称える)ためだと考えると、納得できますし。
 なにはともあれ、黄金バット史上に残る怪キャラクターでした。












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