しっぽきり

「コウモリさん、外を頼むわ」
 ジュースでも頼むかのような気軽さで召喚したかと思えば、チキンレースでもしているのか我慢をしても見せるマリーちゃんの基準に思いを馳せれば、タケル君の移動力と命中率に感心し、五〇年前に石炭掘りが終了した現在人口一名の寂れた街に電話機の電話帳に電話番号が載っているヤマトネ博士の凄さに感嘆する四三話。おじいさんは、肝心のことを早く話しましょう。
 
 部下の命は割と軽めに扱い、結構高い所から見下ろすのも好きなナゾー様は、世界で一つだけの銃、陽子銃を持たせたのに、バットさんに一発も当てられずに敵前逃亡というゲイさんとその部下の活躍ぶりを見てちょっとイラッ。不思議な頭部カバーを用いた電気椅子で処刑を敢行。感電死じゃなく、消滅という謎スペック。マゾ様に頼まれたこともあって、ゲイさんは生き残り。ここで死んどけばまだ楽だったのかなと思わなくもない。
 そんなサクサクと部下の命を扱うナゾー様を見て、不安になったのは今回の主役、書記官モルさん。ナゾータワーの重要書類とナゾー様の秘密を持って脱走。
 書記官ということは、今までずっとナゾー様を見てきたんだろうに気づかないもんか。

 今回の怪獣は、目玉の怪獣。たまたま炭坑にいただけなので、名前は特になし。
 モルさんが、失敗の穴埋めにやらされたゲイさんとヤマトネ博士にも、怯えすぎて正体をなくしていると言われるぐらいに言語不覚になるのも分かるほど、奇抜なデザイン。
 頭が目玉で、腹に牙だらけの口って……。
 ゲイさんの殺し方も、目玉だけを写して、クチャクチャと噛む音だけを聞かせる演出は怖い。ツルハシだけを取り上げて食べる茶目っ気もあり。

 そんな目玉の怪獣と戦うのは我らが黄金バットさん。
 シルバーバトンを落とすのは最早トドメに至るシークエンス。捕まってもカメラ目線の余裕ぶり。
 「シルバーバトンよ、走れ!」の一言で、本当に地面に刺さったバトンを走らせ、定番パターンの地面割り。シルバーバトンで叩き、銃撃を受けてもノーダメージだった目玉をパリンっと割り、地割れに落とした後は、無事修復、おそらくはペッタンコ。

 重要書類とか秘密はどうなったんだろうと思わせつつも、無事、モルさんは助かり、ヤマトネ博士が精神論めいたことを言って終わるのでした。
 












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