しっぽきり

 上京、そして舞台はトキワ荘へ。
 新聞社の送別会を終え、一人、最後の帰りの汽車に乗る満賀。汽車から降りると待っていてくれる才野。満賀が新聞社を辞めたのは、自分への負い目があるからじゃないかと疑っている才野。しかし、満賀は否定。才野と漫画を描きたいからやめたと熱弁。
 けじめをつけ、自分が描いた新聞イラストのスクラップを紐で縛る満賀。しかし、不安までは捨てきれずに、その日見た夢は、漫画家になれなかった自分と、その判断をあざ笑う新聞社の同僚という夢。突き落とされる満賀の姿が、何もそこまで……と思うぐらいネガティブ。
 投稿作に打ち込む二人。一度固まりかけたイメージを、面白そうなアイディアを思いついたら崩すのは、手塚先生の数百ページの没原稿を目にしていたから。
 そして完成。今度の投稿先は「おもしろブック」。その正否に上京を賭ける二人。
 返事は、作品自体は一六ページというページ数の問題で載せられないけど、別の漫画五ページを描いてほしいというもの。当時の少年誌事情は一六ページですら載せきれない長編という、今の時代との違いにしみじみ。
 二人は満賀の両国の親戚を下宿にすることを決定。
 その夜、下宿先には竹葉さんそっくりの女の子がいて、彼女を才野と争う、という夢を見る満賀。いったい何をどうしたら、そんなことに……。
 上京後、とりあえずトキワ荘へ挨拶に向かう二人。
 手塚先生は不在。テラさんのところに誘われるままお邪魔する二人。テラさんが講師を務める少年誌の投稿コーナーの原稿で、鈴木伸一・赤塚不二男・小野寺章太郎の名前を意識する二人。トキワ荘メンツって結局のところ、直接に会う以前からある程度の認識は持っていたんですね。近視的にいえば、あれだけの才能がトキワ荘に集ったのは、偶然ではなく必然に近かったのか。
 永田竹丸・坂本三郎・森安なおや。新しい時代のうねりを感じ、自分たちがそこに混ざれることに興奮する二人。
 その後、テラさんの部屋を訪れた編集者から、思いもかけなかった東京初仕事をこなす二人。
 両国へ帰ろうとする二人。しかし、実はトキワ荘にずっといた手塚先生とバッタリ。手塚先生の話を聞く二人。手塚先生が話すと、背景が銀河に変わる尊敬っぷり。
 上京祝いを兼ねて一緒に映画に行く二人。手塚先生の分析の冷静さと、作品に活かそうとするどん欲さに感動する二人。結局、そのままトキワ荘に止まることに。













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