しっぽきり

 つれづれ。
○帝がアテネの共犯者だった件

 敵対していると思い込んでいただけに、同じ側に立っていた(その中でも含むところはもちろんありそうですが)のは意外でした。
 ただし、今回の台詞のみから受ける印象では、一〇年前の帝はあくまでも、強大な力を得ること自体が目的であって、その力で何かをしようという目的はないように感じられました。金持ちが、もっとお金儲けをするような感覚? 紫子さん死亡でおそらくは変わったのでしょうが。
(追記・現在のアテネは、帝とロイヤル・ガーデンを争ってますしね)
(追記の2・アテネの罰は、超常の力を得たことだと踏んではいるのですが、ただそれだと、神の力とやらを求めてることと矛盾する……。マキナのみならず、アテネも人間じゃないものになったとしたら? あの胸はそのせいだきっと!)

○現在の帝の目的が紫子さんの蘇生と仮定した場合の話

 要は、王族の力に死者を蘇生させるだけの力があった場合ですね。
 この前提で言えば、当時のアテネの目的も亡くなった両親を蘇生させることにあったと考えるのが自然といえるのではないでしょうか。
 王族の力が失われるまでのアテネの目的は、両親を含めた広い意味での天王州家を取り戻すことにあって、王族の力を失われた、蘇生させるだけの力は手に入らないと思った後は、両親の残したものという意味での狭い意味での天王州家を取り戻すにシフトしていったのではないでしょうか。
 バックグラウンドの分からない姫神はおいといて、アテネにはこうした欠けた物を埋めようとする切羽詰った事情があり、帝にはそういった事情はなく、足りている物を更に足そうとしていた。この余裕の違いが、(帝は否定していましたが)アテネをして「利用されている」という状況を産んでいたのかもしれません。そう考えると、姫神も誰かを失っているのかもしれません。

○姫神のこと

 マリアさんは「姫神君」と呼び、アテネは「姫神さん」と呼ぶ……。マリアさんにとっては同世代か下の世代、アテネにとっては年上の世代、つまりマリアさんとアテネは世代がちが(ry
 まあ、単にアテネが姫神とは面識がない帝を通じて繋がっていた共犯関係なのか、あるいは、「姫神君」と「姫神さん」は別人物という可能性もあるのかもしれません。あ、あと誤植とか?
 とりあえず、二〇巻中表紙の帝の隣に立っていた大き目の人影が、姫神と考えるのが妥当でしょうか。

○王玉のこと

 アテネと帝の会話から考えるに、王玉はお祓いをしない限り使い物にならない。で、そのお祓いをできるのは、会話からまず伊澄のみ。そして、伊澄はハヤテの持つ王玉に対してお祓いに近い行為をしています。三千院別荘地下の壁画を見るに、ロイヤル・ガーデン絡みの力に対して、伊澄は好意的ではないと判断できます。
 ここから考えると伊澄の行動は矛盾しているようにも見えるのですが、不幸が続けばハヤテが不憫だし、これぐらいなら大丈夫と判断したのか、あるいは王玉とロイヤル・ガーデンのつながりを知らなかったのか。
 そして、帝は愛歌に王玉を渡すとき、それが不幸を呼ぶものであることを彼女に伝えています。何より、役に立たないと言っていた王玉をハヤテと愛歌に渡しているということは、王玉について何か掴んだのでしょう。

○ハヤテのこと

 ハヤテにしてみれば、王玉のこともロイヤル・ガーデンのことも全くシロなわけですが、アテネからしてみればそうでもないわけで。
 最初にどういう理屈で入ったのかも分かりませんが、ロイヤル・ガーデンに何度も出入りした人間である以上、アテネにしてみれば疑わしい。そして、現在ハヤテが三千院家の執事というのも偶然にしては出来すぎている。前も書いた気がしますが、意図的に三千院家の執事になるように、帝に仕組まれたのではないでしょうか。












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